これをマスターすればなんでも作れる!
大げさな見出しを付けたが、木材DIYで一番手軽に手に入り、非常に扱い易い木材がSPF材である。どこのホームセンターでも売ってます。
ツーバイフォー材ともいいます。ツーバイフォー(2×4)とは木材の規格のことです。
メリット
入手が簡単
柔らかく加工が非常に楽、しかし、簡単に曲がったり折れたりしません。
デメリット
腐りやすい。なので、屋外で長期間使用する物のDIYはなるべく避け、どうしても使用する場合は防腐剤を塗ります。
今回はこの木材を使って、単身赴任先で使用する棚を作りましたので製作方法を詳しく紹介したいと思います。
そして、この棚の製作をマスターすればサイズ違いの棚は勿論、その他色々なDIYに展開出来るので初心者のDIYの素材にはピッタリです。わたしも、10年ほど前にこのSPF材を使った棚をDIYしたのがきっかけでDIYにハマリました。是非、マスターしてDIYの面白さを感じて下さい。
必要工具・材料
DIYで木材を加工するにあたり最低限必要な工具
- のこぎり
- メジャー
- さしがね
あったら便利な工具
- 丸鋸(電動のこぎり)
- 電動ドリルまたはインパクトドリル
- 電動サンダー
SPD材以外の必要材料
- コースレッド(ネジ)
- 紙やすり(#120、#240、#400)
- ニス等の保護&仕上げ材
- うすめ液
この程度あれば今回の棚は完成します。でも、電動ドリルは最低欲しいです。
小型の充電式が2000円前後で販売されてますが絶対買わない様に。
トルクがないのでコースレッドを回す事ができません。
購入するなら、多少コードが邪魔になるがAC電源からの物が、安くトルクも強力、後々色々と使えます。
設計図面作成
先ず、どんな形の物に作り、材料がどの寸法でどれだけ必要か等を確認するため図面を作ります。
別に、手書きでもかまいません。
今回の棚はこんな感じで、単身赴任先の台所カウンター棚を作ります。
実は、コレは棚を作ってから書きました。
何度も同じような棚を作っていたので今回は図面なしで向かいましたが、材料不足で3回ホームセンターに行く羽目に(^^;)
材料加工
- SPD材にさしがねを使い、切断位置に線を書きます。
- 線に沿って切断(私は、丸鋸で切断してます)
- 切断を完了したら紙やすりで表面を磨きます。先ずは#120の紙やすりから、仕上げは#240で(電動サンダーで磨いてます)
- コースレッドで止める位置に下穴を開けておきます。これをすることで、コースレッドを入れた時の割れを防ぎます。
棚部の組立~塗装
- コースレッドで棚部を組立ます。
- 次にニス塗装ですが今回は台所での使用なのでウレタンニスにしました。ウレタンニスは耐久性があり熱にも強いので。
- 1回目の塗りが終わったら1日、乾燥させます。(今回は時間の都合で1回塗りで終わりました。ハッキリ言って表面はザラザラです。)
- #400の紙やすりで表面ザラザラを軽く落とし
- 2回目の塗りをおこないます。また1日以上乾燥。
- 普通はこの程度でよいのですが、綺麗な仕上げを求めるなら、もう1回上記の行程を繰り返します。
組立~完成
今回は、単身赴任先に上の写真の状態で持って行き現地で組立。
そこら辺の棚とは違います。かなりしっかり。棚も少々の重さでも曲がったりしません。
はたしてお値段は?
2×4材 2本×350円=700円
1×4材 5本×230円=1150円
2×2材 1本×350円=350円
ウレタンニス 1000円前後
コースレッド300円程度
合計:3500円
私は、端材やウレタンニスは前回の余り物、コースレッドも大箱で在庫があったので
合計:2000円程で完成
これなら誰でも出来る。やる気だけです。是非チャレンジしてDIYにハマってください。